マネーコラム 第5回 ライフステージ別保険選び 【子育て世代の方編】
この世代のご家庭にとって生命保険はもっとも大切です。
ダンナさまの責任はとても重い!?
お子さんが生まれると、働き手に万一のことがあった場合、あるいは病気やケガで長期入院をした場合の経済的なリスクが それまで以上に大きくなります。 また仕事の場でも次第に責任が重くなっていく時期。 業務量やストレスが増えていくときでもありますので、 毎日の健康管理とともにしっかりとした保険加入が大切になってきます。
また、女性の場合、 結婚では仕事を辞めなかった方も 出産を機に辞めるという方もいらっしゃると思います。
その場合、 「奥様が仕事を辞める(一家の収入が減る)」と 「守るべき家族が増える(支出項目が増える)」が同時に訪れますので、 ダンナさまの責任はとても重いものになります。
ダンナさまに万一のことがあった場合
小さいお子さんを抱えて奥様が仕事復帰、というのは現実的には難しいでしょう。
限られたコストの中でも、万一の場合も家族が安心して過ごせる保険は
しっかり確保したいところ。
死亡保障にはいろんなカタチがありますが、
残された家族の月々の生活費を準備する「収入保障保険」なども、
コストを抑えて必要な保障を準備する有効な手段として検討してみるとよいでしょう。
そして、この世代は働き盛りであるとともに、生活習慣病など病気のことも気になる年代。
医療保険の加入がまだであれば、将来も見据えての医療保険を検討すべき時期ともいえます。
出来るだけ若くて健康なときのほうが保険料の節約にも効果的。病気になると、条件がついたり加入出来なかったりするのが「保険」なので、のちのち後悔のないようにしたいものです。
【坂野亜希子(ばんの・あきこ)さんプロフィール】
CFP 一級ファイナンシャル・プランニング技能士
鹿児島県出身。慶応義塾大学卒業。
学生時代にファイナンシャルプランナーの仕事に興味を持ち、
「近い将来絶対に必要になる仕事だ!」と意気込む。
FPとしての修行の場として第一生命に入社。
FPとして富裕層、中小企業向けの各種コンサルティング業務に携わり、
その後、本社にて社内FPの活動支援、教育研修、戦略立案、などの業務を担当する。
第一生命を退社後、会計系コンサルティング会社を経て、
現在は独立系ファイナンシャルプランナーとして活動中。
とくに、女性向けセミナーに特化して、個別のコンサルティングも行っている。
近年、そのノウハウ実績を買われ、金融機関からの講演依頼も受けている。