マネーコラム 第4回 ライフステージ別保険選び 【新婚さんや結婚を控えた方編】
家族全体で優先順位をつけて適切な保障を検討しましょう!
保険は、「もしものときの経済的ダメージを補填するもの」と考える
保険は、もしものときの経済的ダメージを補填するもの、と考えると、
■奥様は結婚後もお仕事を続けるのか?
■お子様の予定は?その場合のお二人のお仕事は?
■家計はどうする?ご主人の収入でやりくり?
それとも奥様の収入も生活の糧にする?
など、その夫婦のライフスタイルとマネープランによって
必要な保険は変わってきます。
保険は私たちを守ってくれる素晴らしい仕組みですが、 その分コスト(保険料)がかかるので、家族全体で優先順位をつけて適切な保障を検討しなくてはなりません。
たとえば結婚して奥様が専業主婦になられたら
例えば、
奥様が仕事を辞められた場合は、ダンナさまにもしものときの経済的ダメージが大きいため、
ダンナさまの保障の優先順位が上がるでしょうし、奥様がお仕事を継続され、その収入が生活の糧となる場合、
奥様が万一の場合の家計に与える影響度合いに応じて奥様の死亡保障も検討する必要が出てくるでしょう。
いずれにせよ、これからは夫婦単位、家族単位での優先順位の判断になってくるので、結婚のタイミングで、保険に限らずお金全般に関して、二人のコンセンサスをとっておくことがとても大切です。
二人の意見をすり合わせたら、数ある保険の中から自分達の優先順位にあったものを選ぶことになりますが、大切なのは二人で話し合ったマネープラン。
最適な商品選びはFPなどの専門家に相談しながら決めていくのもよいでしょう。
また、結婚をすると妊娠・出産を考える方も多いと思いますが、妊娠中は医療保険に新規に加入できなかったり、加入出来ても妊娠前に比べて不利な条件がついたりするので要注意です。
妊娠・出産には帝王切開や子宮外妊娠等のリスクがあることを考えると、妊娠前にしっかりとした医療保障があると安心ですね。
次回は「子育て世代」のポイントをお伝えします。
【坂野亜希子(ばんの・あきこ)さんプロフィール】
CFP 一級ファイナンシャル・プランニング技能士
鹿児島県出身。慶応義塾大学卒業。
学生時代にファイナンシャルプランナーの仕事に興味を持ち、
「近い将来絶対に必要になる仕事だ!」と意気込む。
FPとしての修行の場として第一生命に入社。
FPとして富裕層、中小企業向けの各種コンサルティング業務に携わり、
その後、本社にて社内FPの活動支援、教育研修、戦略立案、などの業務を担当する。
第一生命を退社後、会計系コンサルティング会社を経て、
現在は独立系ファイナンシャルプランナーとして活動中。
とくに、女性向けセミナーに特化して、個別のコンサルティングも行っている。
近年、そのノウハウ実績を買われ、金融機関からの講演依頼も受けている。