マネーコラム 第2回 保険全般編
個人のコンサルティングをしていると必ず相談されるテーマの1つが『保険の見直し』です。

ほとんどの人が保険に加入しているが、内容は理解されていない!
「保険の見直し」ということは
①ほとんどの人が「何かしらの保険には加入している」
(収入の多い少ないに関係なく)
ということなのですが、一方で
②ほとんどの人が「その内容を理解出来ていない」
というのが現実のようです。
自分なりのオトシドコロが大切
モノを買うときには、
洋服にせよ、携帯電話にせよ、
いろいろ吟味して、自分なりのオトシドコロ(『これがこの○○を買った決め手!』)
というものを持ってお財布を開けるのに、なぜか、保険などの金融商品に関しては
内容がわかっていない=自分なりのオトシドコロがどこかがわからない
という状態でも毎月それなりの保険料を払っている。。。
そういった状況の方がとても多いようです。
一方で同じように多いのが「どの保険がいいですか?」という
質問。
こちらも携帯に例えるとわかりやすいのですが、
「このデザインがよい」とか、「この機能が気に入ってる」など
人それぞれで、ここがいい!と思うポイントは違うと思います。
つまり、保険もその方その方の好みや優先順位、ライフスタイルや価値観によって、
「よい商品」が変わってくるのです。
ですから、保険を考えるときも、携帯など他の買い物と一緒です。自分なりのこだわり(優先順位)、保険に求めるもの、を明確にしてから、それにあったものをセレクトするのが基本になります。
(そうでないと、いろんな商品を見るたびに、 これもいいな~、それもあってもいいな~、となり収集がつかなくなります。それくらい今の保険商品の選択肢は多岐にわたっているのです)
商品ありき、ではなく人ありき。
安心のために入る保険ですから、 自分なりのオトシドコロを明確にして
「この保険は今の私にとって最適!いざというときも私はこれで大丈夫!」
と言える保険に加入したいですね。
次回からは、
「自分なりのこだわり(オトシドコロ)」を明確にするための
ヒントをお話したいと思います。
【坂野亜希子(ばんの・あきこ)さんプロフィール】
CFP 一級ファイナンシャル・プランニング技能士
鹿児島県出身。慶応義塾大学卒業。
学生時代にファイナンシャルプランナーの仕事に興味を持ち、
「近い将来絶対に必要になる仕事だ!」と意気込む。
FPとしての修行の場として第一生命に入社。
FPとして富裕層、中小企業向けの各種コンサルティング業務に携わり、
その後、本社にて社内FPの活動支援、教育研修、戦略立案、などの業務を担当する。
第一生命を退社後、会計系コンサルティング会社を経て、
現在は独立系ファイナンシャルプランナーとして活動中。
とくに、女性向けセミナーに特化して、個別のコンサルティングも行っている。
近年、そのノウハウ実績を買われ、金融機関からの講演依頼も受けている。